素晴らしい成果物を出すために!
デザインを受ける立場、ディレクションで制作物に携わる立場、発注を出す立場として、いままでにちょこちょこ書き溜めてきたことをまとめました。
疲弊するパターンの整理
・発注者は、クリエイティブディレクターやアートディレクターの様なプロではなく、やりとりがうまくいかずにデザイナー側が疲弊するパターン。
・デザイナーのプロジェクト遂行能力が低く、制作の現場では自ら疲弊するパターン
・逆に発注者がクリエイティブなプロではなくても、プロジェクト遂行能力が高い発注者であれば、現場はうまく回ります。いわゆる「仕事できる人!」ですね。
テーマは「素晴らしい成果物を出すために!」後述のプロジェクトの話でも書いていますが、基本的に私が経験したデザインの現場で起きている傾向と対策をまとめてみました。
ここでは、下記のように定義します。
「クライアント=発注者、デザイナー=受注者」
まずは何のため、誰のためのデザインなのかを、考えないといけない。
制作物の目的はなにかをしっかりと考える必要があります。これをある程度、作っておかないと制作過程の中でだんだん目的がブレていくことが、多々あります。
一連の仕事の流れが(プロジェクト)グダグダになるのは発注者は、ブレる人が多いのが個人的な感想です。ですので、はじめに必ずこの目標設定は必要です。
あたり前の事なのですが、当たり前にできない発注者が多いので、はじめにしっかりと設定して、テキストに起こすことをおすすめします。
- ただ単に内容を伝えるものか(日時や内容がわかればよい、あるいみ伝言板的に要素)
集客するものなのか(来てもらう、何かを売る、知ってもらう)
見栄え良く作りたいものなのか(とにかくデザインにこだわることが1番)
発注者側のトップが満足すればいいのか(トップが文句を言わなければ、とにかくOK!)
ここの設定をしっかりとしておくと、プロジェクトはスムーズに進行しやすいです。あくまで、進行しやすいです。
しっかりコンセプトの共有、想いは中々共有できない。
前項に続く内容ですが、目的やコンセプトはある程度テキストで視覚化できても、想いは長期プロジェクトでも中々共有できません。
これは、当たり前のことですが、「温度差が同じで行うの」は、至難の業です。
「想いは通じる・・・・」そんな簡単なことではありません。
これはデザインの現場だけによりませんが、プロジェクトが崩壊、頓挫する、停滞するする理由は大体共通しています。
前項に続く内容ですが、目的やコンセプトはある程度テキストで視覚化できても、想いは長期プロジェクトでも中々共有できません。
これは、当たり前のことですが、「温度差が同じで行うの」は、至難の業です。
「想いは通じる・・・・」そんな簡単なことではありません。
これはデザインの現場だけによりませんが、プロジェクトが崩壊、頓挫する、停滞するする理由は大体共通しています。
①給料や報酬、待遇が見合わない
②仕事量がメンバーによりばらつきが大きい
③PM(プロジェクトマネージャー)のマネジメントミスと暴走(本人は自分だけ一生懸命やっていると思っている)
④PMの上席のマネジメントミスによるPMのメンタルの疲弊
これ以外にも、他にもいろいろとあるのですが、大まかにテキストに起こすとこの4つはよくあります。どの現場でも。
①は、どう考えてもスキル、内容にお金が伴っていない。これは、請負なのか被雇用者なのかで変わりますが、前者は次回から仕事をしなければいいだけですが(業者や人に逃げられる)、後者は中々そうも行きません。今回の記事でいうとデザイナーに次は仕事を請けてもらえない事態がおきます。
結果的にプロジェクトの成果が思うように出ません。ですので、嫌な思いをして終わりではなく、経験をしっかりと活かしてできるPMになるしかありません。
②は、同じ職位や給料のプロジェクトのメンバーで仕事量の差がでると、必ず不満は爆発するわけです。スキルの差、能力の差ももちろんあるでしょう。適材適所で配置できれば良いのですが、それをするのはPMなわけです。③に続く内容なのですが、PMの腕次第です。PMがそもそもいないサークルや任意団体、駆け出しの会社であれば、いつかプロジェクトが崩壊しかけます。実際には、負担が多い人がどうにかするので、崩壊はしないのですが、チームとしては最悪な結果を招き、次のプロジェクトの結果は目に見えています。プロジェクトは崩壊しなくても、チームが崩壊するパターン。
③と④は、プロジェクトのメンバーとしては、中々対策のしようがないのですが、結果は同じくプロジェクトの成果は出にくいです。まだ③は暴走をとめる人がいればいいのですが、暴走して自分の意見を押しつけたりすると、
止めに入る人が疲弊して、結局PMの悪い状態が放置されます。PMの周りからメンバーがいなくなるパターン。嫌いな人に頼まれた仕事は基本的に気持ちはやりたくありませんよね?仕事なのでやりますが。